ロータリーエバポレーターとコンビニ・エバポで、濃縮時における「サンプルの空気接触」に違いはありますか?(e-193)

ロータリーエバポレーターとコンビニ・エバポで、濃縮時における「サンプルの空気接触」に違いはありますか?(e-193)

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ロータリーエバポレーター濃縮時の空気の触れ具合と、
コンビニ・エバポ濃縮時のサンプルへの空気の触れ具合に違いはありますか?


<回答>
ご質問ありがとうございます。

結論としては、ロータリーエバポとの空気の触れ具合は異なってまいります。

コンビニ・エバポは、通常の使用方法ですとエアーブローと同様の状態となるため、サンプルは常に空気(酸素)に触れ続けることになります。
すなわち、開放型であるため、ロータリーエバポと比較をしますと酸化のリスクを伴う構造となっております。

一方、ロータリーエバポレーターは閉鎖系であるため、完全に酸素との接触がないわけではございませんが、新たな酸素が供給されることはなく、ある程度酸化が進行した後は酸素濃度も低下し、コンビニ・エバポと比較をしますと酸化リスクは抑えられる傾向にあると言えます。


ただし、コンビニ・エバポにおきましても、酸化を避けたいサンプルにつきましては、本体のボックスを閉め、窒素ガスなどにボックス内のガス置換を行うことで対策が可能です。


その他にもご不明点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
よろしくお願いいたします。

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